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停電するとやばい~台風21号直撃を通して~

はじめに

2018年9月4日関西に台風21号が直撃し、15時間の停電を経験しました。停電することにより、失われることがあまりにも大きかったので、その失われることをまとめます。

停電すると失われること

スマホ、テレビ、PCへの給電

停電すると情報機器が利用できなくなり、情報入手/発信が困難になります。スマホは充電が残っていたらいくらかは利用できますが、充電ができないため日常のような使い方はできません。
私は最低限の情報発信時以外は電源を切っていました。そして、情報入手は電池式ラジオで行っていました。ラジオでは必要最低限の情報が繰り返し放送されていました。私が欲しい情報が入手できないところもありましたが、「この災害がどのくらいやばいか」はよくわかったので、ラジオは有用でした。そして、外部と繋がっているという感覚が得られ、安心した気持ちにもさせてくれました。

平穏なメンタル

停電状態で就寝して、起床してもいつもより元気感がありませんでした。おそらく電気を失ったことで、常にメンタルへ負荷がかかっている、不安を感じているのだと思います。そのためなのか、昼間は電気が無いからと、読書しようとしたのですが、いつものように楽しいと感じるとことは難しかったです。

水道水の供給

マンション(ポンプ直送方式)*1では断水状態になります。断水状態になると清潔状態を維持することが困難になります(手を洗えない、トイレの水を流せない、シャワーを浴びれない)。キャンプなどで使う除菌シートである程度は清潔状態を獲得できます。また、風呂水を貯めておくことができれば、トイレも流せるようになります。

明かり

太陽が出ている時間は問題無いですが、夜になると当然ですが真っ暗になります。懐中電灯やろうそくで夜を過ごす必要があります。しかし、気が滅入っているので基本的に寝るしかないです。
今回は家でいつもの布団で寝られましたが、避難所のようなところで寝ましょうとなったら、多分私は寝れないと思います。

キッチン

冷蔵庫を開けると、冷気が逃げてしまうためお茶を取り出すなど最低限の開閉しかしたくなくなります。また、ガスは使えても水は使えないため、キッチンで料理はできなくなります。缶詰などのいわゆる非常食を食べる必要に迫られます。

エアコン

今回は少し暑さがマシになっている時期だったので、我慢できる暑さでした。しかし、被災した時期が真冬や真夏なら、エアコンが使えなくなることの被害がもっと大きくなっていたと思います。

まとめ(停電すると失われることの感想)

上記に6個の失われることを挙げました。挙げた順番は、今回の被災で私がきついなと感じた順番です。情報機器が使えなくなるのが本当にきつかったです。東日本大震災の時は停電の被災は無かった*2ので、震災時に感じることのなかったつらさでした。
そして、電力は今の生活インフラに完全に無くてはならないものになっていると体験することができました。できればもう経験したくないですが、きっとまたいつか経験するのだろうと思います。なので、いよいよ防災バッグを作ろうと思います。