漠然と電子工作したいけど何をしたら良いかわからないと思ったことはありませんか?
そんな方の福音となる書籍かもしれません。
本書ではタイトルの通り、「Raspberyy Piで学ぶ電子工作」ができます!
わかる!ラズパイと電子工作!!
わかる!ラズパイと電子工作!!
Raspberyy Piの環境構築ができる
Raspberyy Piの初期設定方法について30ページに渡り詳細に解説してくれています。ラズパイOSであるLinuxの未経験者を想定して説明されているので、わかります!それでも、わからずつまづいた場合は、補足情報ページをみましょう。加えて、不明部分にある単語をWeb検索してみてください。きっと前に進めるでしょう。本書を地図にして、ネット検索でその地図に情報を書き足していくイメージです。
raspibb.blogspot.com
電子工作の基礎知識を得ることができる
本書は電流、電圧からPWM*1信号まで図を用いてわかりやすく説明してくれます。しくみ解説の後に、実際にその電子部品を動かすので、わかります!しくみがわかった上でモノを動かすと、制御している!という気持ちになりテンションが上がります。
電子工作の基本機能(ソースコード+回路図)が手に入る
ソースコードと回路図はこちらのWebページで配布してくれています。そして、本書でその使い方が解説されています。つまり、本書を進めるとどんどんいろいろな機能を自在に操れるようになります!楽しい!
サンプルをちょっと変えて、少し違うことができるようになります。入出力の組み合わせを変えることで違う機能をもった電子工作ができます。ネット上にも各部品の制御に関する情報はありますが、断片的で自分の環境に合わせて読み替えるのなかなかに大変です。そういうところを本書はしっかりカバーしてくれています。ありがとう!
おわりに
私は昔に一度ラズパイをやったのですが、その時はネット情報だけでLチカとかしてみたのですが、しくみがよくわからず楽しさ半分でした。今回本書を道しるべにして進めていくと、しくみも理解しながら動かすので非常に楽しかったです。配布ソースコードもあり写経が不要なので、コーディングミスもなく、学びたいポイントに注力できたのもグッドです。電子工作に興味のある方は是非ラズパイと本書で初めてみてはいかがでしょうか?
と、本書の魅力をお伝えさせていただきました。お気づきだと思いますが、本書は読むだけの本ではありません。ラズパイと電子部品と開発環境を用意しないといけません!そこで、いったい何が必要なんだ!いくら必要なんだ!を別途まとめました。
*1:Pulse Width Modulation