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T式とブレインライティングとブレインストーミングの比較

はじめに

『T式 ブレインライティング』*1はブレインライティングを元にしたアイデア発想法です。教科書*2においても、比較は詳細になされています。教科書の内容及び実施体験を通して、ブレインライティングとT式そしてブレインストーミングの比較を表にまとめました。

発想法の比較

T式 ブレインライティング ブレインストーミング
事前準備 成功させる要素の7割を占める 強い言及はなし 強い言及はなし
アイデアの出し方 文章、図 単語、一文 口頭議論
アイデアの形 タイトル、背景、具体的内容 単語、一文 書記がまとめたホワイトボード
長所 1.全員の積極的な参加を保証する
2.具体的なアイデアがすべて記録される
1.全員の積極的な参加を保証する
2.全員の積極的な参加を保証する
3.アイデアがすべて記録される
1.新しいアイデアが生まれる
2.参加メンバー同士の仲が深まる
3.参加メンバーの視野が広がる
短所 1.事前準備が大変(テーマ設定、ブリーフィング、参加者招集)
2.参加者へ高度な能力を要求する
3.参加者への負荷が高い
1.アイデアの拡がりが限定的
2.時間制約によるアイデアの抑制
3.アイデアの重なり
1.発言する人としない人に極端に分かれる
2.4つのルールが足かせになる

比較による『T式 ブレインライティング』の短所と長所

比較に示したように、T式は大きく3つの短所があると考えます。それは会議の主催者及び参加者にかなりの労力及び能力を要求することです。主催者の事前準備が不十分で、参加者に会議意図が伝わらなかったり、参加者の能力*3が低いとアイデアが出てこないです。
一方長所として、上記短所である労力をかけることで、素晴らしいアイデアを高確率で創出できることです。つまり、ハイコストハイリターンな発想法が『T式 ブレインライティング』です。

おわりに

ブレインライティングとT式そしてブレインストーミングの比較を表にまとめました。各発想法ごとに長所短所があり、主催者が準備において適切な発想法を選択することが肝要です。また、シートの改良など、適宜ベースから変更させることも大切でしょう。しかし、守破離とあるように、主催者はまずは教科書通りに一度開催してみることがベターと考えます。

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*1:ブレインライティングを実践するメンバーをT型人間で行うことを意図したため、この命名となっています。

*2:『T式 ブレインライティング』の教科書 集団の知恵を引き出し、企業・地域の未来をつくる

*3:参加者の能力とは、基本的な日本語文章化能力及びT型人間(何かについて全てが言えて、全てについて何かを言える)であることです。