はじめに
プログラミングでは、変数名を考える名前付け(Naming)の作業があり、様々なところが良しとされる変数名を検討/提案されています。そんな名前付けですが、プログラミング以外の場でも真剣に考えるべきだと私は考えています。
問題提起
いろいろな業界の方の名刺には、その方の所属が記載されています。○○事業部☓☓部△△開発部などが一般的です。この○、☓、△に入る名前が私は非常に重要だと考えています。見たことのある名刺で、「92設計室」「11制御開発部」などがありました。これらは「△△△開発部」にあたる部分のため、「○○事業部☓☓部」の説明でおよそ何をしている部署であるかいくらかは想定できます。しかし、名前から察するにおそらく「91設計室」「12制御開発部」という部署が存在することが推測できます。そうした場合、「91設計室」と「92設計室」の業務内容の差異は部署名からでは推測不可能です。
組織体制の例を挙げましたが、同様に名前自体に意味は無い、名前からその実体を推測できない、という名前付けをしているシーンが散見されます。
名前付けに対する主張
名前自体に意味が無い、名前からその実体を推測できない、名前付けは怠慢だと私は考えています。変数名の名前付けでは、プログラミングの可読性*1、発想性*2に影響を与えると主張されている方がおります。この可読性、発想性はプログラミングに限らず、あらゆる名前付けにおいて、通じることだと思います。組織の部署名やプロジェクトの名前なども名が体を現すものであって欲しいです。さらには、日々の雑務なんかも名前付けすることができれば、その作業を切り出し、ルーチン化→効率化→自動化とつながる一歩なんかにもなるのではないかと夢想したりします。と、いくらか書き散らしたのですが、プログラミングに限らず、名前付けはもっと時間を割いて大事に決めよう!って主張でした。